思いがけず
私が前々から聞きたかった歌が聞けた、
youtube探しても無かったからあきらめてたんやけどラジオ大阪が流してくれてほんま嬉しかった、
歌の題名はどこにでもある母、
その夜も母は眠い目をこすり 妹の制服繕って、
茶箪笥の上の古い置き時計眺めてはため息ついていました、
飲んで帰ってこなければ誰にも優しい父でした、
夜風が雨戸をたたく度振り向く母が悲しくて、
幼い私は布団の中で泣くことだけしか出来なかった、
思えば涙の日々でした、
りんりんとやかんの鳴り響く音 夜更けの静けさに染み渡り、
そそくさと寒い台所へ立つ母の背が人生を語ってました、
せめて帰ってくるだけでどんなに嬉しい父でした、
それでも母の口癖は父さんは立派な人ですよ、
幼い私は分からなかった母の気持ちが分からなかった、
思えば不安な日々でした、
[その日暮らしをやめたなら母に似合いの父でした、
愚痴の一つもこぼさない母のあかぎれ手のひらに、
今なら私が幸せを 生きてることの喜びを、
けれどもあなたはもう居ない、
どうですか?
詩だけでも泣けてきませんか?
環境は違うけど私も姉もよく布団の中で身を寄せ合って泣いてました、
幼心にも両親の不仲が分かってましたから、
さてと 明日は早出だからもう寝なくちゃ、
今日は昼寝してないからね(^o^)