やっぱり

精神に病抱えてる人の治療は難しいと改めて感じた1日だった、
最初Sが治療に当たったけど金魚がおっさんに何か言って私と交替した、
どんな姿勢にさせても痛い痛いと連呼、
あげくの果てには涙を流された、
金魚も側にいておっさんもいつの間にか治療室に入ってきて状況を見ていたけど変化無し、
私が最初から治療してれば彼女を変な意味じゃなく抱きしめて励ましてあげたのにと悔やまれる、
病院に帰りたくないと泣きじゃくる彼女の背中をただなでるしか出来なかった、
治療室に彼女と私の二人きりになったとき彼女のか細く震える肩を抱きしめ大丈夫よきっと治るから焦らないでねと声をかけ続けた、
私の手の中で号泣する彼女に私は何が出来たかと考えてみるけど何にも出来ていないと思う、
身内の方も大変だとは思うし何より本人が一番辛いでしょう、
スキンシップで精神的病は治らないけど家族の方も彼女に強い言葉だけはかけないでもらいたいと真剣に思った、
私が昨日治療して家に帰ったときは少し眠れたらしく良くなったと思ったみたい、
ただ「病院に帰る」そのことが彼女の精神をまいらせてしまってるようだった、
私の姉も精神に病気を持ってるけどあそこまではひどくないかも、
話は変わるけど今日は成人の日でラジオつけてもそのことばかり言ってた、
おっさんの孫も二十歳になり今日ちゃんと振り袖着て来てた、
一人一人にお赤飯配ってました、
親は嬉しいでしょうと思いながらまたしても自分のときを振り返ってしまう、
私が二十歳になる年母がカクテル飲ませてくれた、
春休みで買い物しての帰り道だった、
父の前ではあんたは学校で成人式してもらえるからうちは何にもしないと言ってたけどあのお酒がささやかな成人式だったかも、
母と二人だけの成人式だったんだね、
私が八歳になる年に父と再婚してとにかく私を一人前に育てようとしてくれた母、
「あんたももう二十歳になるんやからお酒ぐらい飲めるようにならなあかんよ」てな訳分からん理屈言いながら飲んだカカオフィーズ美味しかった、
帰り道私の手を引いてた母の手が少し震えてた、
「今日のことは父さんには内緒やで」と言った声も震えてた、
母が泣いてる!私は「ありがとね」と言っただけだったような気がする、
そして今日改めて母さん有り難う、
私は今それなりに幸せですよ、
いろんな人の助けを借りて生きてますからねと言いたいです、
今日うちの店はトータルで15人のお客様が有りました、
その中の6人が女性による治療を希望された、
昨日仕事無かった人は3人仕事が有って良かった、
連休も終わるのでまた明日から暇になるんだろうね(T_T)